米プロレス団体オール・エリート・レスリング(AEW)は2日(日本時間3日)、スター選手で元WWEヘビー級王者のCMパンク(44)を解雇したと発表した。同団体のSNSには「AEWはフィリップ・ブルックス(CMパンク)とのレスラー契約、雇用契約を正当な理由を持って終了し、即時発効する。終了は本日、(AEW)トニー・カーンCEOによって確認された」などと声明が出された。

CMパンクは8月27日、英ロンドンのウェンブリースタジアムで開催されたビッグ興行オールイン大会でジャック・ペリー(ジャングルボーイ)と口論し、バックステージでの騒動となっていた。AEWではこの騒動を調査し、規律委員会が開かれ、CMパンクの解雇が妥当との判断が出たようだ。カーンCEOは「フィル(CMパンク)はAEW内で重要な役割を果たしており、彼の貢献に感謝している。AEWとの契約終了は最終的に私の決断」などとコメントしている。

WWEヘビー級王座、世界ヘビー級王座などを獲得したCMパンクは14年2月にWWEを退団した。米総合格闘技UFC挑戦を経て、21年8月からAEWに参戦し、プロレス復帰。AEWヘビー級王座を2度獲得した。