初の決勝に進んだ「スターダムの女帝」舞華が、鈴季すずに敗れ、優勝にあと1歩届かなかった。バックステージでは「応援してくれたファンのみんな、切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲間。本当にごめん」と号泣と謝罪を繰り返した。
今年5月に引退した元相棒ひめかにも謝罪。額を床につけ「何より、ひめか。優勝できなくてごめん。何も変わることが、変えることが、できなかった」と悔し涙を流した。
MIRAIとの激戦を制し、手に入れた初の決勝の舞台。「ビックリした」という舞華コールが会場を支配していたが、勝利に結びつけることはできなかった。「正直、どうしていいかも、わからない。プロレスから次は離れたい。でも、明日は後楽園でカードが組まれているし、それでも戦わなければいけない。でも、どのツラを下げてリングに立てばいいのか。本当にみんな、ごめんね」。最後まで謝り続け、涙はずっと止まらなかった。