プロボクシング日本フェザー級王者の松本圭佑(24=大橋)がダウンを奪われながらも判定勝ちで2度目の防衛に成功した。

日本拳法10冠の同級1位前田稔輝(27=グリーンツダ)と対戦。前半からサウスポーの前田対策で磨いてきた右のショートストレートが面白いようにカウンターで決まった。4回にはダウンも奪って主導権を握ったが、最終10回に逆転を狙って打ち合いに出た前田の左ストレートを浴びてダウンを喫した。

判定は3人のジャッジが4ポイント差をつける完勝で、デビュー以来の連勝を10(7KO)に伸ばしたが、「足が浮いたところに胸にパンチが入ってダウンした。ダメージはないが、後半の集中力が課題だったのに、甘さが出てしまった。世界では仕留めにこられてしまう。もっと改善しないと」と、松本は反省しきりだった。

くしくも試合当日の2月22日は所属する大橋ジム(横浜市)の創設30年の節目。94年に元WBA、WBC世界ミニマム級王者の大橋秀行会長(58)と、松本の父で元日本フェザー級王者の好二トレーナー(54)のコンビでスタートし、松本はキッズ年代から同ジムで練習してきた。「物心ついた頃からずっとジムで練習してきた。24年のうちの3分の2はこの今の環境。花を添えられてよかったです」と、松本はホッとしたように笑顔を見せた。【首藤正徳】