立ち技打撃格闘技「K-1ワールドMAX」(20日、代々木第1体育館)の公開計量と前日会見が19日、都内で行われた。会見では「K-1ワールドGP -70キロ世界最強トーナメント開幕戦」に出場する13選手が登壇した。

人類最激戦区と呼ばれる70キロ級だけに、そろった面々はみな屈強そうなファイターばかり。だが、この階級は、魔娑斗をはじめ日本人が強さを見せてきた伝統と歴史がある。日本のエース・和島大海(29=月心会チーム侍)をはじめ、璃久(25=HIGHSPEED GYM)、中島玲(25=フリー)が開幕戦を勝ち抜くことができるか注目が集まる。

以下、各選手のコメント。

 

和島大海「(意気込み)前回からすべて変えて、意識とか、練習内容、日常生活まですべて切り替えて、またベルトを獲るために練習してきました。明日はK-1以上に、生まれ変わった和島大海を見せたいと思います。強豪選手が集まった大会ですけど、日本人が勝たないと盛り上がらないと思います。(出場選手を見てどんな思いか?)チャンピオンクラスがそろっていますし、もともと知っている選手や有名な選手がいるので、ここで優勝したら名誉なことと思っています。(優勝の自信?)優勝するためにやっているので、自信はあります。(オウヤン・フェンへのリベンジは?)リベンジしたいですね、決勝で戦いたいです」

 

ダリル・フェルドンク「(意気込み)K-1は昔から見てきたので、今回参戦できることをうれしく思います。さらに和島と戦えるのは、うれしいです」

 

オウヤン・フェン「(意気込み)このMAXに参加できることをうれしく思っています。最高のコンディションを作ってきました。相手は、中国で試合をしてきた強い相手と知っています。ただ自分は、強者と試合をすることが大好きです。自分の目標は、次の7月の決勝へ進むことなので、明日は絶対に勝ってエキサイティングな姿を見せたい。(和島について)互いにワンマッチを勝ち上がって、7月は最高のコンディションで戦えたらと思っています」

 

パスカル・シュロス「(意気込み)今回、参戦できることを光栄に思います。小さいころから見てきたK-1に参戦できることができて、明日が待ちきれません。すべての選手に光栄を祈るとともに、誰が強くベストか証明したい」

 

ヴィクトル・アキモフ「(意気込み)今は最高の気分です。少年から時代から見ていたK-1に参戦できることになり、ありがとうございます。先生にも感謝したいです。良い相手に恵まれ、互いにプロとして厳しい練習を積んできたと思います。明日は自分のMAXを見せたいです」

 

中島玲「(意気込み)小さいとき、K-1のチャンピオンになりたいと思ってたので、ボクシングを終えてから、このMAXに参戦できることを感慨深く思います。相手の印象はとくになくて、僕は僕自身の試合を貫いて、ド派手にぶっ倒したいです」

 

ストーヤン・コプリヴレンスキー「(意気込み)素晴らしい大会に参加できることを誇りに思います。日本は武道の国、特別な感情があります。MAXは、自分が初めて見たキックの大会なので参戦できることがうれしいです。ポーランドの選手はタフで下がらない印象があります。明日は楽しい試合になると思います」

 

カスペル・ムジンスキ「(意気込み)最もベストな選手が集まった大会に出られてうれしいです。ストーヤン選手は、世界で有名な選手ですが、試合で実力を見せつけたいです。K-1に参戦するのは名誉なこと、夢がかなった感じです」

 

ゾーラ・アカピャン「(意気込み)日本に来るのは初めてです。K-1参戦ももちろん初めてです。日本はとても素晴らしい国。MAX参戦は子ども頃からの夢だったので、心からうれしく思います。明日は難しい相手ですが、見ごたえのある試合を見せたいと思います。何度も来日できることを願います」

 

タラス・ナチュック「(意気込み)大会に参加できることを誇りに思います。MAXに参加することは、子どもの頃から夢見ていました。明日の戦い方は明かせませんが、全力を尽くします」

 

ロマーノ・バクボード ※計量オーバーで会見は欠席。再計量で70・95キロの950グラムオーバーのため、相手のタナンチャイと協議の上、ファイトマネー20%減額、1ポイントマイナスから試合スタート、グローブハンディ(10オンス、8オンス)をつけることで対戦合意。勝者が7月の大会に進出する。

 

タナンチャイ・シッソンピーノン「(意気込み)呼んでいただき、ありがとうございます。K-1参戦は自分としても栄誉なことです。子供のころから見ていたMAXに初参戦できることがうれしいです。キックルールは初めてですが、ワクワクしています。みなさんの幸運を祈ります」

 

デング・シルバ「(意気込み)K-1参加できて、うれしい。いつも見ていたイベントに来れてこれたことにうれしく思います。ここに参加しているのは、このカテゴリーで成果を上げている選手ばかり。その上でブラジルを代表して勝ち続けたい。璃久、国を代表して戦いましょう」

 

璃久「(意気込み)計量終わって、素晴らしい大会に参加できることに感謝しています。こんな強豪の中に入ってすごいなと。でも負けにきたわけではないんで、ホンマに優勝を狙っているんで気合入っています。明日は1回戦を勝って和島さん、中島さんにつなげたいです。僕のインパクトを残したいです。(相手の印象)ブラジルの国旗、気合が入っているなと。でも、明日は殴り合いして倒れてもらったらなと思います」