21年7月大沢文也戦以来、約2年8カ月ぶりにリングに復帰した元K-1ワールドGP世界2階級制覇王者の卜部功也(33=ALONZA ABLAZE)は、鈴木勇人(34=K-1ジム五反田チームキングス)に判定0-3で敗れた。

卜部は1Rからカーフキックを効かせて鈴木の足をフラフラにさせ、ダウンを奪った。しかし同じ1R終盤に左ストレートでダウンを喫した。

卜部は3Rにも、満足に歩けないような状態の鈴木の左ストレートを被弾して、この試合2度目のダウン。与えたダメージは両者に差がないような一戦だったが、ダウンの数で鈴木に苦杯を喫した。

卜部は試合後「(鈴木が)本当に熱いファイターだからこそ、ああいう試合ができたと思います」と対戦相手に感謝。今後の去就については「(Krushの)宮田プロデューサーにも『すぐ答えを出さなくていいんだよ』って言われたので、とりあえず答えは出さないです」と明言しなかった。