初代タイガーマスク佐山サトルが率いるストロングスタイルプロレス(SSPW)が、今年最初の後楽園大会を開催した。メインイベントのレジェンド王座戦で王者・間下隼人(37)が挑戦者のアレクサンダー大塚(52)を下して、3度目の防衛を果たした。

純粋に力と力がぶつかり合う一戦で、間下は得意のキックや投げ技で攻め、最後は11分11秒にタイガースープレックスホールドで3カウントを奪った。

試合後のマイクで「このストロングスタイルプロレスのリングでどうしても戦いたいヤツがいる。村上和成! まだいるんだったら出てこい」と次期挑戦者を指名。村上が登場すると「村上和成、このベルトをかけて試合しようじゃないか」と呼びかけた。

これに対し村上も「おいコラ小僧! お前、腹くくってんだろうな。その言葉、ウソじゃねえだろうな?」と反応。間下が再度「ストロングスタイルプロレスのリングでウソはつかない。俺はあんたと戦いたいんだよ!」と叫ぶと、村上も「上等だよ! やってやろうじゃねえか」と対戦を承諾した。

間下はバックステージでまずこの日の王座戦で対戦したアレクサンダー大塚に「(入団)当時の雲の上の存在だった人と試合ができて本当に幸せです」と感謝。そして「次は村上和成を倒します」と宣言した。

村上が自分のスタイルの模範になっていることを説明。「プロレスファンとして好きだったんです。あの狂気とか、いないじゃないですか、今。魔界倶楽部の時とか、すごい好きでしたね。むちゃくちゃするじゃないですか」と明かし、その上で「でもリングに立ったらケンカだと思うんで、ストロングスタイルプロレスのリングでしかできない戦いだと思うんで、6月20日に村上和成としっかり戦いたいと思います」と力を込めた。