プロボクシング前WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(36=英国)が13日(日本時間14日)、現役引退を表明した。同日に自身のインスタグラムを更新。「みなさん、短く簡潔にお伝えします。ボクシングからの引退を発表したいと思う。とても楽しかったし、毎分毎分が楽しかった」などと動画で口にした。昨年5月、同12月とサウジアラビア・リヤドで現3団体統一同級王者オレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)との2連戦に臨んだが、いずれも判定負けを喫していた。

ただフューリーは何度か引退表明した過去がある。13年11月、デビッド・ヘイ戦が相手負傷による中止になった後に「正式にボクシングから引退した」と引退を表明したが、3カ月後に復帰。17年7月にはうつ病と薬物乱用による影響による引退を発表したものの、18年6月にカムバックした。最近では22年4月、同8月にも「辞める」と発言したが、現役を続けていた。

今回は元3団体統一同級王者アンソニー・ジョシュア(英国)とのスーパーファイト(バトル・オブ・ブリテン)が計画され、英プロモート大手マッチルーム社のエディ・ハーン代表がウェンブリースタジアムを予約したと発言していた。 フューリーは引退で、ジョシュア戦の巨額なファイトマネーを放棄することになるが、プロモートするクイーンズベリー社のフランク・ウォーレン代表は「彼は1000歳まで生きたとしても使える以上のお金を稼いだ。これまで獲得したいと持っていたベルトをすべて勝ち取った。彼の決断であるならば、彼を支持し感謝する」とコメントした。

フューリーの引退表明は今度こそ本物か-。