第6試合で元ONEライト級MMA世界王者の“バカサバイバー”こと青木真也(41)が、同じく元王者のエドゥアルド・フォラヤン(41=フィリピン)と実に4度目の対戦(過去青木の2勝1敗)を行った。
試合前から「やりたくない。殴られたくないっす。痛いのも、ケガするのも、無駄に傷つきたくない。殴られたくないから、殴りたくないんですよ」と話していたとおり、青木は開始早々にタックル。そのままフォラヤンをロープ際におしつけると、そこから飛び付いてグラウンドに引き込み、左腕とって腕ひしぎ逆十字固めでタップを奪った。1Rわずか53秒の完勝だった。
試合後、青木はリングにグローブを置いて“引退”を示唆。その後のインタビューでは「ONEをやめるのか、選手をやめるのか、それも含めて考えたいですね。ちゃんと考えたいですね」とその意図を説明。「(ONEのCEOの)チャトリが僕の(引退の)道をを作れるなら、ONEでやめてやるよ。作れねえんだったら、ONEでやめねえよ。なんでボーナス出ないんだよ。忖度(そんたく)があんだろ。いらないんだけどさ、ないのはおかしいって思いましたね」と、快勝にもかかわらず5万ドル(約750万円)のパフォーマンスボーナスが出なかったことに笑いながら“青木節”で抗議した。
20日には青木も参戦するDDTプロレスで高梨将弘が負傷し「頸椎(けいつい)C5,6椎体骨折」および「頚髄損傷」だと診断された。青木は「プロレスとか格闘技って今、みんなやるじゃないですか。敷居が低いものになってますけど、事故が起こるものだから。実際に僕が試合した選手に事故が起こってるから。だから楽しいからやるようなもんじゃないような気がしてますね、今。今日の勝利は高梨将弘とクリス・ブルックスにささげます」と話した。
そしてプロレスについてさらに言及し「今年はそっちでいきたい。好きなんですよね。そっちの方が。今日もプロレスなんです。今日もプロレスの一部なんすよ」と話して、フォラヤンと2人でつくりあげた“表現”についてプロレスという言葉を使って説明していた。【千葉修宏】

