世界最大級のキックボクシング団体GLORYは1日までにドーピング違反選手に対する処分を発表。元K-1クルーザー級王者のシナ・カリミアン(37=イラン)が、ボルデノン(アナボリック・アンドロゲン・ステロイドに分類される化学物質)とその代謝物に対し陽性を示したと発表した。

この違反は、今年4月5日に開催されたGLORY99で行われた試合で採取された検体によるもの。検体は世界アンチ・ドーピング機関(WADA)認定の検査機関で分析されたという。カリミアンは18カ月間の出場停止処分を受け、この処分は暫定的な出場停止が課された今年5月13日から有効だという。

その他、同大会でカリミアンの対戦相手だったトーマス・モズニー(34=スロバキア)や、ペトル・ロマンケビッチ(35=ベラルーシ)もドーピング規定違反で出場停止処分となった。

カリミアンに判定勝ちしたモズニーはメタジエノン(合成ステロイド)の代謝物に対し陽性を示し、2年間の出場停止処分。ロマンケビッチは、クロミフェン(アナボリックステロイドの補助薬)および4-クロロ-メタジエノン(経口ステロイド「トゥリナボル」の主成分)代謝物に対し陽性を示し、20カ月間の出場停止処分となった。

これら3選手の当該大会における試合結果は失格となり、試合はノーコンテストと宣言された。さらにGLORYは規定に従い金銭処分も科している。