08年北京オリンピック(五輪)柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(39)が一時帰国中の2日、人気シリーズのアクション・アドベンチャー映画「ジュマンジ」続編に出演することを明かした。最初に95年12月(日本では96年3月)にシリーズ1作目、17年12月(日本では18年4月)にWWEの「ロック様」ことハリウッド俳優ドゥエイン・ジョンソンが主演でシリーズ2作目が公開され、人気を博した。米テキサス州を拠点とする石井はシリーズ3作目の出演オファーを受け、受諾したという。

今回のシリーズ3作目もジョンソンが主演を務める予定。石井は総合格闘技PRIDE全盛期に参戦した米国の格闘家マーク・ケアーのキャリアを描いた映画「ザ・スマッシング・マシン」に続く共演となる。石井は「ザ・スマッシング・マシンのスタントディレクターがジュウマンジも担当するので声がかかりましたね。今回またDJ(ジョンソンの愛称)さんと共演できるのはうれしい。感謝しかない」と胸を躍らせた。3月初旬のうちに、映画撮影のために日本を発つ予定となっている。

長編映画としては4本目の映画出演となる。昨年には関係者のサポートもあって全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)にも加入できた。石井は「SAGに加入したことで役者として選ばれやすくなりますよね。自分は役者ではなくて格闘家。やっぱり有名な俳優の方と絡めるのが楽しい」と笑顔。数カ月にわたる見通しの「ジュマンジ」新作の撮影を楽しみしていた。

総合格闘家としては23年8月のPFL8興行(米マディソン・スクエア・ガーデン)でのダニーロ・マルケス(ブラジル)戦の判定負け以来、実戦から遠ざかる。24年に映画撮影参加などで格闘家活動を一時休止したが、同年8月には感染症を悪化させて敗血症になりかけた病状に陥り、数回の手術を余儀なくされた。現状について石井は「完治はしていないが、ボクシングのスパーリングの相手を務めたりしている」と手応えをつかんでいる様子。

石井は「映画撮影が終わったら、さらに復帰への気持ちのギアを上げていきたい。6月か9月には復帰戦をやりたいと思っている。年内復帰を目指したい」と明言。クロアチアの格闘技団体FFC(ファイナル・ファイト・チャンピオンシップ)興行でカムバックを計画しているという。