プロボクシングWBC世界バンタム級2位の那須川天心(27=帝拳)が“人生の岐路”の覚悟で自身初の再起戦に臨む。元2階級聖杯王者で同級1位のファンフランシスコ・エストラダ(35=メキシコ)との同級挑戦者決定戦(11日、東京・両国国技館)を控えた10日、都内での前日計量をリミット53・5キロでクリア。「(試合の)次の日からの生き方が決まる。覚悟の決まった那須川天心を見てほしい」と決意を語った。

昨年11月に井上拓真(30=大橋)との同級王座決定戦で判定負けを喫して、キック時代も含めた格闘技キャリア初の黒星を喫した。初めて経験する再起戦は、世界的な強豪が相手で、本当の意味で真価が問われる。「正直、怖いところもあるし、ワクワクするとこもある。こういうところに立てて、自分が本当に生きているという感情、魂が動いている瞬間を味わえている」と心情を語った。

公開練習では珍しく「KOを狙う」と明言した。その思いは今も変わりない。「そのつもりでいかないと勝てない相手。そういうマインドで戦います。一生懸命生きている男の姿を見てほしい」と訴えた。