プロボクシング前WBA世界ライトフライ級王者高見亨介(24=帝拳)が体調不良のため、再起戦を中止すると10日、発表された。11日に東京・両国国技館で前IBF世界フライ級王者アンヘル・アヤラ(25=メキシコ)との同級10回戦が予定されていたが、10日に都内で行われた前日計量を欠席し、試合前日に中止という事態となった。
帝拳ジムの浜田剛史代表によると「昨夜の午後9時の田中トレーナーとの打ち合わせでは何の問題もなかったのですが、深夜に体調が悪くなって病院に行ったらドクターストップがかかった」という。
高見は昨年7月にWBA世界ライトフライ級王座を獲得。初防衛戦として同12月、WBO世界同級王者レネ・サンティアゴ(34=プエルトリコ)との王座統一戦に臨んだものの、12回判定負け。減量苦のため、今回の再起戦からフライ級に転向したばかりで、減量も順調だったという。「体重もできていて、一晩寝たら(リミットに)落ちるので、昨日は練習も休みだった。練習でも最後のもっともきつい1週間もいい動きで、(階級を)上げて正解だったと思っていたんですが」と、突然の容体急変に浜田代表も首をかしげた。
前日に試合が中止になったことで「(対戦相手の)アヤラ陣営には申し訳ない気持ちでいっぱい。(興行は那須川天心がメインイベントだが)高見の試合を見たくて来るお客さんも多かったと思う。みんなに迷惑をかけて本当に申し訳ない。いずれにしてもペナルティーはある。一番やってはいけない前日の体調不良。トレーナーを集めて反省会をしなければならない」。試合前日のキャンセルという事態を、浜田代表は重く受け止めていた。

