<プロボクシング:スーパーフェザー級8回戦>◇5日◇東京・後楽園ホール◇1510人

 WBA世界フェザー級11位の細野悟(28=大橋)が、再起戦を白星で飾った。同級9位の山元浩嗣(28=ワタナベ)と対戦。序盤から相手の高速パンチを被弾し、たびたびコーナーやロープ際に追い詰められるなど劣勢に立たされた。だが、中盤以降、徐々に反撃。カウンターから強打の右フック、ボディーブローを効果的に決めて山元の体力を奪い、8回2分45秒、連打を浴びせてレフェリーストップのTKO勝ちを収めた。

 昨年大みそかに2度目の世界戦で、WBA世界フェザー級王者カバジェロに判定負け。再起をかけた一戦を逆転で制した細野は「いいパンチをもらった。もうもらわないように努力します。これからも頑張ります」と来場したファンに飛躍を誓った。