元K-1王者で、東洋太平洋ヘビー級8位の藤本京太郎(25=角海老宝石)が、“サモアの怪人”を倒して日本人初のヘビー級世界ランカー挑戦を狙う。明日17日、所属ジムの35周年記念興行(東京・後楽園ホール)の同級6回戦で、アファ・タトゥプ(32=ニュージーランド)と対戦。15日、都内の同ジムで対戦相手同席のもと会見した京太郎は「遠いところから来ていただいて申し訳ないが、勝たせてもらいます」とデビュー3連勝を宣言した。

 タトゥプは、元K-1ヘビー級王者マーク・ハントら格闘技界の重量級に選手が名を連ねるサモアの出身。普段は材木運搬の仕事を務めるが、プロ通算7勝(6KO)2敗と侮れない。

 京太郎は6月20日には、団体王座統一戦の前座でWBC世界21位ジョアン・デュオパ(31=フランス)と対戦予定だ。ただ陣営は、タトゥプ戦の内容次第では、対戦相手変更やクルーザー級転向も考えているという。京太郎は「ここでつまずくわけにはいかない」と危機感を募らせた。