大相撲の高崎巡業が16日、群馬・高崎市の高崎市浜川体育館で行われ、熊本地震の被災地に向けた募金活動が行われた。

 主催する勧進元の意向で行われたもので、午後3時の打ち出し後に「熊本地震災害募金」と書かれた、急造の募金箱を手にした関係者が、帰宅の途につく観戦者に募金を呼びかけた。

 また、力士会代表の横綱白鵬も憂慮。東日本大震災の際にも、自らさまざまな支援活動に注力したが、今回の災害も「年に1回の九州場所では、熊本からも新幹線でファンが来られる。場所前には玉名市で土俵入りもあるし、深い関係がある」と憂慮した。

 具体的な動きについては「協会とともにやっていくのでは」と話すにとどめたが「東北から学んだことも、たくさんあると思う。早く(対応を)やってもらえたら、うれしいなと思います」と願うように話していた。