横綱白鵬(31=宮城野)が、西前頭3枚目の妙義龍(29=境川)を下し、1敗を守った。

 相手の右のど輪と左はず押しに後退したが、のど輪を外して左を差すと、さすがの反応力で下手投げを決めた。

 風呂から上がって、支度部屋に戻ると、ボルビックのミネラルウオーターを手に「この水が、一番うまい。他の水もおいしいけど、一番軟らかいね、喉ごしがいいね」と、ご機嫌に笑みを浮かべた。がむしゃらな相手の攻めについては「ああいう体勢で攻めてくると思わなかった。そこが勝負と思ったかもしれない」と冷静に振り返った。