日本相撲協会は5月31日、名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、新十両には岩崎改め翔猿(とびざる、25=追手風)が昇進。兄は十両英乃海で、史上18組目の兄弟関取が誕生した。

 新十両の岩崎改め翔猿は埼玉・草加市内の部屋で師匠の追手風親方(元前頭大翔山)と会見。「動きがサルっぽくて申(さる)年(生まれ)なので」と改名理由を明かした。120キロの軽量で動き回り「嘉風関や石浦関が目標。居反られるのは嫌だから宇良関とはやりたくない」と笑った。埼玉栄高-日大と名門を歩み約2年半で関取に。兄で十両英乃海(木瀬)とは史上18組目の兄弟関取(同時は13組目)となった。