東前頭4枚目の松鳳山(33=二所ノ関)が、小結栃煌山(30=春日野)を寄り切り、2連勝とした。突き押しからもろ差しになる得意の形で完勝。動きの良さを示した。

 初日の玉鷲戦で左目の上を大きく腫らせた。この日もどす黒く膨らんだままだが「全然大丈夫っす。朝の稽古は怖かったし、見えにくかったけど、だいぶよくなった」と前向き。前日の取組後、車で迎えに来た妻のあいさんが氷を用意してくれて、冷やしながら帰路に就いたという。

 「今日、昼寝の時、息子が『パパ大丈夫?』って触ってきた。師匠には『男前になったな』と言われました」と笑っていた。