関脇玉鷲(34=片男波)は前頭9枚目遠藤(32=春日野)を突き落として13勝2敗とし初優勝を飾った。34歳2カ月での優勝は12年夏場所を37歳8カ月で制した旭天鵬に次ぐ歴代2番目の年長記録。
関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)は、大関豪栄道(32=境川)に押し出されて11勝4敗。今場所を含めた直近3場所の合計は33勝12敗となり大関昇進の目安となる33勝で終えた。しかし、取組の内容を見た阿武松審判部長(元関脇益荒雄)は今場所後の臨時理事会の招集を見送ることを明らかにし、大関昇進は来場所以降に持ち越しとなった。
千秋楽の取組模様を写真で振り返ります。
表彰式
- 八角理事長(右)より賜杯が手渡される玉鷲(撮影・河田真司)
- 内閣総理大臣杯が手渡される玉鷲(撮影・河田真司)
- 優勝インタビューで涙を浮かべる玉鷲(撮影・河田真司)
- 長男テルムン君(右)にキスする玉鷲(撮影・鈴木正人)
- 優勝しバンザイする玉鷲(撮影・鈴木正人)
- 大勢のファンが祝福の声援を送る中、笑顔で沿道に手を振る玉鷲(撮影・河田真司)
遠藤(10勝5敗) | ● | 突き落とし | ○ | 玉鷲(13勝2敗) |
- 豪栄道(右)に押し出しで敗れる貴景勝(撮影・河田真司)
- 初優勝を決めた玉鷲は土俵下で涙を拭う(撮影・岡本肇)
- 幕内初優勝を果たし支度部屋で感極まる玉鷲(撮影・小沢裕)
貴景勝(11勝4敗) | ● | ○ | 豪栄道(9勝6敗) |
- 豪栄道(右)に押し出しで敗れる貴景勝(撮影・河田真司)
高安(9勝6敗) | ○ | 寄り切り | ● | 魁聖(10勝5敗) |
- 魁聖(左)を寄り切りで破る高安(撮影・河田真司)
錦木(7勝8敗) | ○ | きめ出し | ● | 御嶽海(8勝4敗3休) |
- 御嶽海(手前)をきめ出しで破る錦木(撮影・河田真司)
正代(7勝8敗) | ○ | 寄り切り | ● | 逸ノ城(6勝9敗) |
- 逸ノ城(左)を寄り切りで破る正代(撮影・河田真司)
碧山(7勝8敗) | ● | 押し出し | ○ | 北勝富士(9勝6敗) |
- 碧山(左)を押し出しで破る北勝富士(撮影・河田真司)
琴奨菊(6勝9敗) | ○ | 寄り倒し | ● | 千代翔馬(6勝9敗) |
- 千代翔馬(左)を寄り倒しで破る琴奨菊(撮影・河田真司)
勢(9勝6敗) | ● | 上手投げ | ○ | 朝乃山(8勝7敗) |
- 勢(右)を上手投げで破る朝乃山(撮影・河田真司)
貴源治(6勝9敗) | ○ | 寄り切り | ● | 大翔丸(3勝12敗) |
- 大翔丸(右)を寄り切りで破る貴源治(撮影・河田真司)