大相撲の元幕内光法の峯山賢一さんが47歳で急死したことを受け、関係者に衝撃が広がった。
峯山さんの同期、元幕内豊桜の向(むこう)俊昭氏(47)は、関係者から2日に訃報を聞き「とにかくもうびっくりとしか…。言葉が出ないというのは、こういうことなんだと思いました」と悔やんだ。
1989年春場所初土俵。同期は90人以上いたが、関取まで昇進できたのは光法と豊桜のほか、幕内出羽嵐と十両五剣山の4人だけだった。1学年上(昭和47年生まれ)の代は、のちの横綱貴乃花、大関魁皇ら豪華な世代だっただけに、向氏は「28(ニッパチ)も38(サンパチ)もすごいのに、48は全然だめだな、不作の年だなと冷やかされていました。出世した同期が少なかった中、彼も頑張っていたことは励みになりました」と振り返った。
新十両は豊桜の方が早かったが、新入幕は光法に先を越された。関取になってからの対戦成績は豊桜の5勝4敗だが「僕は右四つで、彼は左四つ。とにかく強かったので、やりづらかった」という。「性格的には懐が深かった。『オレのをやるよ』と言って、着物をもらったりしました。酒もすごい強かった。同期だけど、先輩みたいな存在でした」と思い出を語った。
近年はともに角界を離れ、別の分野で働いていた。向氏は柔道整復師などの資格を取ったのち、今年2月に整体院よしき(東京・江東区)を開業し、院長を務めている。新型コロナウイルスに感染した影響があったとみられる峯山さんに対し「まさか亡くなるとは…」と言葉少なに惜しんでいた。

