大相撲の横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が6日、東京・墨田区の野見宿禰(のみのすくね)神社で奉納土俵入りを行った。本来は横綱昇進後の最初の東京場所前に奉納土俵入りを行うが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により8日に初日を迎える夏場所(両国国技館)前となった。

この日には両国国技館で審判部による取組編成会議が開かれ、初日に小結大栄翔、2日目に平幕の高安との一番が組まれた。

春場所は左膝や右かかとの負傷により途中休場。今場所前には合同稽古に参加したり、部屋では平幕の宝富士や照強らと相撲を取って調整したという。師匠でもある伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は、照ノ富士について「先場所の場所前よりはいい気がしますね。とりあえず相撲を取れる状態になった。元々、爆弾を抱えている。普段通りやるしかない」と話した。