大相撲の湊部屋は13日までにブログを更新し、最高位関脇の元逸ノ城、三浦駿(たかし、30)さんの引退を報告した。「逸ノ城引退」と題したブログ記事は12日にアップされ、稽古に励む姿や部屋の仲間たちと一緒に笑顔いっぱいに写真とともに、「断髪式を含め、今後のことは未定」などと報告された。
鳥取城北高に留学し、卒業後の14年1月、初場所で幕下15枚目格付け出しでデビュー。所要2場所で新十両に昇進。新十両で迎えた同年夏場所では、いきなり十両優勝を果たした。さらに十両を2場所で通過し、新入幕の同年秋場所でも、いきなり13勝2敗の優勝次点。横綱鶴竜を破り、金星まで獲得した。「怪物」と騒がれ、ほどなくテレビCMにも起用されるなど、人気、知名度を急上昇させていた。
220キロ前後の大きな体と、得意の右四つから、金星は現役最多、歴代10位の9個を獲得。一方で大きな体を支える腰への負担は大きく、慢性的に腰痛を抱えていた。師匠の湊親方(元前頭湊富士)が日本相撲協会に引退届を提出し、今月4日に同協会から現役引退が発表された。引退会見では「腰の状態が手術しても良くない。歩くのも、横になるのも痛い状態で、前から親方と話していて2日前に決めた」「(今後は)急だったので…。今のところ、何も考えられない」などと話していた。
湊部屋のブログの全文は以下の通り。
「平素より、お支えいただき、ありがとうございます。このたび、5月4日に、逸ノ城が引退いたしました。入門以来、長きにわたり、温かいご支援ご声援を賜りましたことに、心より御礼申し上げます。断髪式を含め、今後のことは未定ですので、意向が決まり次第、改めてご報告をさせていただきたく存じますので、ご理解ご了承のほどを、お願いいたします。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。時節柄、くれぐれもご自愛ください。」(原文ママ)

