大相撲秋場所を新大関として迎える豊昇龍(24=立浪)が、初日前日の9日、会場となる東京・両国国技館で行われた、優勝額贈呈式に出席した。7月の名古屋場所で初優勝したことで贈呈された、縦約3メートル、横約2メートルの巨大な優勝額を目にした豊昇龍は「うれしいですね。明日(初日の10日)、国技館の中に飾られるのを楽しみに待っています」と、笑顔を見せながら話した。
優勝額には「関脇」と、先場所までの番付が記載されていただけに「関脇の最後の思い出。すごくよかった」と話した。同時に横綱を目指しているだけに「大関として、また優勝額をもらいたい気持ちはあるか」の問いに「あります、もちろん」と即答し、次の優勝に早くも意欲を見せた。
初日は阿炎、2日目は北勝富士と、前頭上位との連戦が組まれているが「初日の相手は見たけど、2日目はまで見ていない。1日1番だから」と、目の前の1番に集中する姿勢に変わりはない。新大関だけに、ファンの期待も大きくなるが「周りは気にしない。自分に集中」と、浮足立った様子はまるでなかった。
今場所に向けた調整は「普通」と話したが、7月末から約1カ月の夏巡業でも精力的に稽古をこなし、その流れで場所前も関取衆と稽古を重ねて体は仕上がっている。「1日1番大事にして勝っていけば、何とかなる」という言葉に、自信をうかがわせた。
「久しぶりに場所に出るわけではなく、1年に6場所あるし、もう慣れてきちゃったですね(笑い)。でもまあ、今場所は楽しみにしています」。取材対応の冒頭から冷静に話していたが、最後に新大関場所を、実は楽しみにしている本音をのぞかせていた。


