新大関豊昇龍は後がない6勝7敗から2連勝で締めて、逆転で来場所のかど番危機を脱した。

優勝の可能性があった北青鵬を渡し込み。相手は現役最長身204センチとあって、最後は左手で相手の右足をつかみ、軸をずらして土俵にたたきつけた。かど番回避に「何よりも勝ててよかった」と、胸をなで下ろした。新大関場所で苦しめられただけに「勉強になった。来場所に向け、この気持ちを忘れずにやりたい」と気を引き締めた。