元関脇寺尾の錣山親方(本名・福薗好文)が17日午後8時27分、死去した。部屋関係者によると、秋場所14日目の9月23日から約3カ月入院していた都内の病院で、弟子の小結阿炎らにみとられ、息を引き取った。

入院の要因でもあった不整脈により、16日夕方に容体が急変。危篤状態となっていたという。

阿炎ら冬巡業に参加していた弟子たちは、この日午前に巡業先の大阪を出発して帰京。昼過ぎに1度、東京・江東区の部屋に立ち寄った後、関係者の車で病院に向かっていた。部屋関係者は「約3カ月の入院で、体調は落ち着いてきていたのですが、心臓の不整脈で昨日(16日)の夕方に容体が急変しました」と、悲しみをこらえ、無念そうな表情で話していた。