大相撲の大関貴景勝(27=常盤山)が、プロボクシングの世界スーパーバンタム級で4団体統一を果たした井上尚弥、さらに対戦したマーロン・タパレス(フィリピン)を絶賛した。
27日、都内で行われた化粧まわし贈呈式に出席。ふんわりとした手ざわりのルームウエアなどが女性を中心に人気のブランド「ジェラート ピケ」から、化粧まわしを贈呈された。その会見で、前日26日にKO勝ちし、史上2人目となる2階級での4団体統一に成功した井上について「もう本当に、純粋にカッコイイ。やっぱりよかったですね」と、ファンのような口調で話した。
「ボクシングが1番、見るのは好きなので」と、前日はテレビ観戦していたという。もともと幼少期から、将来は格闘家になりたいと思っていたといい、早い段階で力士かプロボクサーに絞っていたという。「プロボクサーに、生まれ変わったらなりたい。1対1で戦うのが、自分は相撲でも、格闘技の魅力だと思っているので、生まれ変わったら、相撲とは別のジャンルで1対1で戦う競技をしたい」と、力説した。
特別に交流はなく「いつも別の用事と重なってしまうので」と、会場での観戦もないが、井上の試合は常に注目している。そんな井上への称賛はもちろん、10回KO負けした対戦相手のタパレスへの称賛も惜しまなかった。「生きざまを感じた。ダウンしたにもかかわらず、しぶとく、しぶとく。目が死んでいなかったというか。ああいう戦いを見せてもらうと、僕も活力をもらう」と、負けても強さを示したタパレスの戦いぶりにうなった。
「戦いで、みんなの活力になるというのは、プロの人しかできないと思うので、あらためて自分も本職で、そういうふうになるように頑張らないといけない。本当に活力をもらいました。もちろん井上選手が勝って感動しましたけど、タパレス選手の、ダウンさせられても勝機をうかがうところに感動しました」と、初場所(来年1月14日初日、東京・両国国技館)を見据えて、力を込めていた。

