今場所から、しこ名を本名の高橋から改名した西十両6枚目の白熊(しろくま、24=二所ノ関)は、黒星発進となった。東十両6枚目の時疾風に、得意とは逆の左四つに組み止められ、最後は上手出し投げ。倒れた際に顔面を土俵にうちつけ、鼻から真っ赤な血を流して引き揚げた。
会場からの歓声に驚きを見せた。「土俵入りの時に思った以上に(観客席からの)白熊という声が聞こえた。びっくりしました」。想像以上のエールに「ありがたいです」と喜んだ。
改名後初白星とはならなかったが、「あとは全部白星がいい。熊らしい思い切った相撲を取りたい」と切り替えた。
新年を迎えるにあたり、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)から、福島県出身の色白の肌、気は優しくて力持ちという、力士を象徴する人間性から、ファンに親しみを持ってもらえるよう「白熊」に改名した。後援会関係者らに改名を報告すると「けっこう驚かれました」という、インパクトの大きなしこ名。ただ、注目度は急上昇し、自身も「すごく気に入っています。子どもからも愛される力士を目指します」と意気込んでいた。

