大関昇進待ったなしを強烈に印象づけた。大関とりの関脇琴ノ若(26=佐渡ケ嶽)が、西前頭2枚目の阿炎に快勝。立ち合いから相手の突っ張りに上体をのけぞらせたが、1歩も引かずに前に出続けた。距離を詰め、相手のリーチの長さを封じて最後は土俵下まで押し出した。「我慢して取ることができた。(相手の引きは)頭にあったけど、慌てないことだけ考えた。落ち着いて、狙い通りに取れた」と、納得顔で話した。

初めての大関とり場所は「いつもと変わらない」と話したが、微妙に変わっていた。父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は、腰痛のため初日から休場。初日の朝稽古に姿を見せなかったのは、日常ではなかった。嫌でも「大関」の言葉が耳に入る。それでも前夜から約7時間熟睡し「どこでも寝られるから」と、たくましい。緊張も「多少はあったかな。でも硬くなって後悔するよりノビノビ取りたい。それが次につながる」と胸を張った。心技体の充実を印象づけた。

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