日本相撲協会は28日、大相撲初場所が開催されている両国国技館で同場所の三賞選考委員会を開き、本割の結果が出たことで受賞力士が決まった。

殊勲賞は、2日目に横綱照ノ富士(32=伊勢ケ浜)を破り金星を挙げた、東前頭筆頭の若元春(30=荒汐)の初受賞が決まった(三賞は2回目)。初優勝なら受賞だった関脇琴ノ若(26=佐渡ケ嶽)は、優勝決定戦で照ノ富士に敗れ受賞を逃した。

敢闘賞は、新入幕で11勝を挙げた西前頭15枚目の大の里(23=二所ノ関)が受賞した。同じく新入幕で東前頭17枚目の島津海(27=放駒)は、千秋楽で明生(28=立浪)に勝ち2ケタ10勝目を挙げれば受賞だったが、突き落としで敗れ受賞を逃した。

技能賞は「相撲のうまさ、おっつけ」(佐渡ケ嶽審判部長=元関脇琴ノ若)が評価された琴ノ若の初受賞が決まった(三賞は6回目)。