日本相撲協会は23日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、後輩力士への日常的な暴力行為を行っていた幕内北青鵬(22)から提出された引退届を受理した。

懲戒処分とした場合は協会のコンプライアンス委員会が提案した引退勧告処分相当だった。

理事会後に報道陣の取材に対応した芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「陰湿な暴力、暴行そのもの。有望視されている力士が、こういうかたちで協会を去らなきゃいけないというのは非常に残念」と嘆いた。

協会のコンプラ委の調査では、弟弟子2人が北青鵬からの被害を訴えた。顔面、背中、睾丸(こうがん)への平手打ちなど身体的な暴行にとどまらず、愛用していた財布に瞬間接着剤を塗って使えなくさせるといった悪質極まりないものまで。

さらに、殺虫剤スプレーに点火してバーナー状にした炎を体に近づけられたという卑劣な行為もあった。1年以上にわたりいじめ、暴行が日常的に繰り返されていたことを認定した。