大誤審で異例のやり直しがあった。大関琴桜(27=佐渡ケ嶽)と西前頭2枚目の熱海富士(22=伊勢ケ浜)との一番。熱海富士が琴桜を土俵際に寄り立てたとき、勝負審判の朝日山親方(56=元関脇琴錦)が琴桜の足が土俵外に出たと判断して「勝負あり」と手を挙げた。そのため行司も熱海富士に軍配を上げた。ところが、その瞬間に勝負審判の大鳴戸親方(50=元大関出島)が手を挙げて物言いをつけた。

琴桜の足は出ていなかったと主張したとみられ、確かに映像では琴桜の足が出ていないうちに、朝日山親方が手を挙げたように見えた。そのため、審判長の高田川親方(57=元関脇安芸乃島)はマイクで異例のやり直しを指示した。館内からはどよめきが起きた。

やり直しの一番は、熱海富士が琴桜を決めだしで破った。綱とり場所だった琴桜は1勝5敗となった。

やり直しは2012年(平成24)九州場所9日目の横綱日馬富士と関脇豪栄道の一番以来、約13年ぶり。そのときも日馬富士の足が土俵外に出たとして審判が取組を止めたが、勝負はついていなかった。

SNS内では「琴桜もかわいそう。熱海富士は頑張ったね」「取り直しではなくやり直しなんだね」など反響があった。

【大相撲初場所全取組結果】はこちら>>