日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で大相撲春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議と臨時理事会を行い、大関豊昇龍(25=立浪)の横綱昇進を全会一致で承認した。「第74代横綱豊昇龍」が、正式に誕生した。東京・台東区の立浪部屋で昇進伝達式に臨んだ豊昇龍は、協会から送られた使者から昇進が決まったことを伝えられると「謹んでお受け致します。横綱の名を汚さぬよう、気魄一閃(きはくいっせん)の精神で精進致します。本日は、まことにありがとうございました。」と口上を述べた。
◆気魄一閃(きはくいっせん)とは
愚直に真っすぐ、力強く立ち向かってゆく精神力のこと。広辞苑には【気迫・気魄】何ものにも屈せず立ち向かっていく強い精神力【一閃】ぴかりと光ること。また、そのひらめきと掲載されている。
◆過去の主な口上
▽北の湖「栄誉ある地位を辱めないよう努力」(74年名古屋場所後)
▽千代の富士「横綱の名を汚さぬよう、一生懸命頑張ります」(81年名古屋場所後)
▽北勝海「横綱の名を汚さぬよう、これからも一生懸命稽古をし努力」(87年夏場所後)
▽曙「横綱の地位を汚さぬよう、稽古に精進」(93年初場所後)
▽貴乃花「不撓(ふとう)不屈の精神で、力士として不惜身命(ふしゃくしんみょう)を貫く」(94年九州場所後)
▽3代目若乃花「横綱として堅忍不抜(けんにんふばつ)の精神で精進」(98年夏場所後)
▽武蔵丸「横綱の名を汚さぬよう、心技体に精進」(99年夏場所後)
▽朝青龍「相撲道発展のために一生懸命頑張ります」(03年初場所後)
▽白鵬「精神一到を貫き、相撲道に精進」(07年夏場所後)
▽稀勢の里「横綱の名に恥じぬよう精進」(17年初場所後)
▽照ノ富士「不動心を心掛け、横綱の品格、力量の向上に努めます」(21年名古屋場所後)
▽豊昇龍「横綱の名を汚さぬよう、気魄一閃(きはくいっせん)の精神で精進致します」(25年初場所後)

