昨年度の近大相撲部主将で、昨年の全国学生選手権個人8強の浦山(22=音羽山)は、幕下最下位格付け出しのデビュー戦を白星で飾ることはできなかった。同じく幕下最下位格付け出しのデビュー戦となった、日大出身の花岡(境川)に上手投げで敗れた。「緊張感はあったけど、ほどよい感じだった。思った通りにいけたし、上手投げを警戒していたけど、最後が甘かった。止まってしまうと、相手に分があると思っていた」と、悔しそうに表情を曇らせて振り返った。

17年に40歳の若さで亡くなった、父の浦山英樹さんは、富山商高で大関経験者の朝乃山を育てたことが、相撲界では広く知られている。朝乃山は昨年名古屋場所中の左膝の大けがで大きく番付を落とし、今場所は西幕下14枚目。互いに勝ち続ければ、対戦する可能性もあったが、前日11日の初日を快勝した朝乃山とは、星1つの差がつき、幕下での全勝や1敗の力士が極めて少なくならない限り、今場所中の対戦の可能性は、低くなった格好だ。

入門前、父の墓前にプロに進むと報告したという。前日の朝乃山の取組は「テレビで見た」と、幼少時から知っている間柄だけに、いずれ対戦したい思いが、ないわけはない。ただ、今は「所作とかがまだ…。(アマチュアとは)雰囲気が全然違う。早く慣れないと。切り替えて勝ち越しを目指したい」と、まずは二番相撲からの巻き返しだけを見据えていた。