大横綱への第1歩を踏み出した。昇進2場所目の大の里(25=二所ノ関)が、2場所ぶり通算5度目、横綱として初優勝を飾った。横綱豊昇龍(26=立浪)との本割は、押し出しで敗れて13勝2敗で並んだ。09年秋場所の朝青龍と白鵬(優勝は朝青龍)以来、16年ぶりとなった横綱同士による優勝決定戦にもつれたが、寄り倒して雪辱した。本割前まで不戦勝1つを除き1勝6敗だった“天敵”豊昇龍を退ける優勝で「大の里時代」到来を予感させた。

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大の里が今場所獲得した懸賞金は計519本で、1場所としては史上最高の総額3114万円だった。1本7万円のうち、力士の手取りは6万円。従来の最多で、当時横綱の白鵬が15年初場所を全勝優勝して得た3090万1500円を超えた。同場所の白鵬は、今場所の大の里を上回る545本を獲得。ただし、当時は懸賞金1本が6万2000円で、力士手取りは5万6700円だったため、今場所、大の里が上回った。

大の里は13日目を終えた時点で3114万円に達したが、そこから伸ばせなかった。14日目には52本が懸かっていたが、対戦予定だった大関琴桜が休場し、全てキャンセルとなった。千秋楽も61本が懸かっていたが、本割に勝った豊昇龍が獲得。仮に14日目と千秋楽ともに、本割の取組で勝っていたとしたら-。計113本、678万円もの上積みが可能で、計3792万円にのぼっていた計算だ。

【動画】大の里、横綱として初優勝!“天敵”豊昇龍を優勝決定戦で破る