「鉄人」がまた1つ、偉大な記録を樹立した。関取衆最年長で西前頭9枚目の玉鷲(41=片男波)が、通算幕内出場回数を歴代1位に並ぶ1470回とした。この日は元大関正代(34=時津風)に敗れて初日から3連敗。大記録に花を添えることはできなかった。
勝った正代は、玉鷲の記録について聞かれて、最初は「何の記録ッスか?」と、きょとんとした表情を見せた。
「あまり相撲のことを調べないので。ニュースも見ない。力士の引退も支度部屋のニュースで知るぐらい。自然と(スマホの)指が動かない。ネットニュースが流れてきて、ちらっと目に入って、気になれば見ますが…。目に入らない」
大関経験者のベテランはデジタルデトックスならぬ、「相撲デトックス」状態であることを明かした。
6日に発表された14年春場所初土俵の同期である元十両紫電(34=木瀬)の引退も、まさかの形で知ることになったという。
「紫電の引退、知らなかった。(紫電関連の)取材にこられて、初めて知った。家に帰ったら、あえてじゃないけど、(相撲に)触れないです」ときっぱり。
玉鷲の記録については「記録の日に対戦出来て、光栄だし、まだまだ伸ばしていかれると思う」と口にしていた。【益田一弘】

