右膝の大けがで、昨年11月の九州場所3日目から休場が続いている、元十両の人気力士で西幕下41枚目の三田(24=二子山)が、夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)で本場所に復帰する可能性が出てきた。当初は7月の名古屋場所復帰を目指していたが、師匠の二子山親方(48=元大関雅山)は「回復が非常に早く、うまくいけば夏場所に間に合う。医師やトレーナーのゴーサインが出て、私が大丈夫と判断した場合。手術までしたので、焦って復帰させるようなことはしない」と明かし、夏場所の出場可否を慎重に判断すると説明した。

現在は福岡市でリハビリに励んでいるという。二子山親方は「もう、ガンガンやってますよ。専門のトレーナーの方が考えたメニューですが、相撲の要素を取り入れていて、四股も再開しています。本人のやる気もすごいので、午前、午後に加えて夕方までトレーニングしています。筋肉は、けがする前よりもついて帰ってくると思います」と、2月末から開始したリハビリは、至って順調と説明した。

四股などの基礎運動再開も、当初は3月を予定していただけに、全体的に復帰に向けて前倒しで進んでいる。「本人はもう1度、踏ん張って頑張ろうという気持ちになっている。でも、焦って本場所に復帰させるようなことは絶対にしない。もしも5月に間に合うようなら、勝敗は関係なく、負け越してもいいので、相撲勘を少しでも戻すようにさせたい」。二子山親方は、けがの再発だけは避けたい親心をのぞかせつつ、順調な経過をうれしそうに説明し、今後に期待していた。