元大関若嶋津で元二所ノ関親方の日高六男(ひだか・むつお)さんが、15日に肺炎のため69歳で亡くなったことを受けて、日本相撲協会の八角理事長(62=元横綱北勝海)が、故人との思い出を語った。現役時代は22度対戦し、八角理事長の13勝9敗。初顔合わせでは、大関若嶋津に東前頭7枚目で挑み、敗れていた。八角理事長は「(思い出は)たくさんありますね。現役中は行かなかったけど、やめてから、よく一緒に飲みに行きました。現役時代は『気の強い人だな』と思っていたけど、同じ記者クラブ担当で、えらい優しくて、丁寧に仕事を教えてくれてビックリした」と、土俵上の勝ち気な姿とのギャップが印象的だったという。

「ゴルフにも、よく一緒に行きました。若嶋津さんは気が短くてね。振り返ると、すぐに打っていた。1度、すぐに打ち過ぎて、まだグリーンでピンを抜いているキャディーさんに、パターで打って当てちゃっていたね(笑い)」。思い出は尽きないようで、最後は「あまりしゃべると、涙が出てきちゃうから」と、故人との楽しい思い出だけに、次々と明かしていた。また「(琴大関)琴風さんから、具合が悪いとは聞いていた。場所が終わって(東京に)帰ってから、4月にでも『お見舞いに行きましょう』と話していたところだった…」と話し、最後に対面を果たせなかったことを、心残りに感じている様子だった。

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