元大関の関脇霧島(29=音羽山)が、14場所ぶり3度目の復活優勝に、涙を流して喜んだ。大関安青錦に下手投げで敗れたものの、2差で追っていた前頭琴勝峰、横綱豊昇龍が相次いで敗れた。好調の3力士がそろって敗れる珍しい形で、千秋楽を待たずに12勝2敗で逃げ切りを決めた。起点が平幕の東前頭2枚目ながら、直近3場所合計34勝。大関昇進目安の33勝を上回り、今場所後の大関返り咲きの機運も高まってきた。

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霧島に引っ張られるようにして、番付にしこ名が載る音羽山部屋の残る9人も好調が多い。霧島に次ぐ幕下、ともに自己最高位の鶴英山は6勝1敗、竜鳳は5勝2敗と大きく勝ち越し。音羽山親方は最近の霧島の様子として「積極的に若い衆を引っ張ってトレーニングにいったり、気持ちが前向きになっている」と評価した。そんな霧島の前向きな姿勢による好影響についても「少なからずある。みんな一生懸命やっていることが結果につながっていると思う」と力説。他にも先場所序二段優勝の光星竜が三段目で5勝2敗など、若い力士が多い部屋は、霧島の優勝で活気づきそうだ。

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