[ 2014年6月25日8時54分

 紙面から ]

 ブラジル代表の1次リーグ最終戦カメルーン戦が行われた23日、サンパウロでは定員2万5000人のパブリックビューイング会場に人が入りきらず、市街地がサポーターであふれた。PV会場近くの路上では、バーなどのテレビを中心に数千人が結集。ブラジルの得点ごとに、人混みの中から大音響の連発式爆竹が打ち上げられ、ふくらませたコンドームが空を舞った。サポーターたちは誰が得点したか分からないまま、跳びはね、絶叫し、ラッパを鳴らした。

 警察当局は警備に1500人を投入。市警察のデ・リマさんは「仕事中はテレビは見られないが、音で分かる。しかし、負けたらサポーターがどうなっていたか。勝ってほっとしました」と安心した様子だった。