年内にAKB48を卒業、今日26日にAKB48劇場で卒業公演を行う渡辺麻友(23)と柏木由紀(26)が、27日に共著「まゆゆきりん『往復書簡』~一文字、一文字に想いを込めて~」(双葉社)を全国発売する。発売に先立ちこのほど、日刊スポーツの取材に答えた。

 書籍では、06年にAKB48の3期生として合格、07年4月に公演デビューした戦友でもある“まゆゆきりん”の出会いから、12年の組閣発表でチームが別れた時のこと、渡辺が柏木に「卒業」を告げた時のことなど、これまで明かされていなかった2人の絆がつづられている。

 11年前、初めて出会った時のことを渡辺は「かわいくて、初めて会うタイプの人でした」と振り返る。また、手紙をやりとりしたことについて柏木は「お互いどう思っていたとか、お互いが一番知らなかったことが多いことが分かりました。『チームが離れて寂しい』とか『隣にまゆがいなくてさびしい』とか」としみじみと語った。

 手紙では、その時、その時の心情まで詳細に描かれている。渡辺は「後輩から気軽に話しかけられないとか“プロ”とか言われるけど、最初からそんなんじゃなかったし、悩んでいることとか、後輩が知らないことも多いので、読んだら安心するかもしれない」と、ファンだけでなく後輩たちへの置き土産としての書籍であるという。

 今後、離ればなれになることを「さみしい」と何度も語った2人。これからの関係を質問すると「LINEも続けたいし、お互いの活躍を見に行ける関係でいたい」と口をそろえた。【上岡豊】