SKE48荒井優希(23)が10日、東京女子プロレスの両国KFCホール大会「Don’t miss the signs」に出場した。宮本もか(22)とシングルマッチで対戦し、プロレス本格参戦5試合目で初勝利を挙げた。

終盤、1度は止められた得意技「Finally」(かかと落とし)を宮本の脳天に突き刺した。そのまま自分の体を預けて抑え込み、初めて3カウントを奪った。会場からは大きな拍手が沸き起こり、荒井はリングに倒れ込んだまま両手で顔を覆った。

これまでは前半から相手にペースを奪われることが多かったが、この日は違った。序盤から積極的に技を仕掛け、左肘を集中的に攻め続けた。中盤に流れを失いかけたが、素早い動きでバックに回ると、宮本の首を捉え、鬼の形相で絞め上げた。技の連係や、間合いなど随所に成長した動きを見せ、初の勝ち名乗りを受けた。

荒井は5月4日に、タッグマッチで本格プロレスデビュー。先月6日の2戦目は6人タッグマッチに出場し、いずれもギブアップで敗戦。3戦目で初のシングルマッチで舞海魅星(21)と対戦するも敗戦していた。宮本とは先月26日に同所でタッグマッチで対戦するも敗れており「もかさんという、始めた時期が近い先輩に負けてしまったのは悔しい」と話していた。