来月末をもってNGT48卒業を発表する荻野由佳(22)が21日、都内で取材会を行い、卒業を前に心境などを語った。

「中秋の名月」であることにちなみ、「自分で選んだ」という浴衣姿で登場。カメリア(ツバキ)柄の「赤」と生地の「白」はNGT48のイメージカラーでもあり「久しぶりにお着物をきたので、なんか私は女の子なんだなって気持ちになりました。『シャキっとしないと』っていう気持ちになりますね」と笑顔を見せた。

この日が卒業発表後初めての取材会。NGT48として活動した約6年を振り返り「難しいこととか、辛いこととかいろいろあったんですけど、一生懸命になることの楽しさや、頑張ることの大切さ、仲間の大切さや、人に優しくすることの大切さ、そういうものを活動の中で、表面上じゃなくて中身の部分で、たくさん勉強になりました」と話した。

大変な時期もあったというが、「心の底から嫌だってことは1個もなかった」という。「100点よりも100%っていうのをモットーでやってきたので、100%で楽しく、自分なりにできました。全く悔いはないです」と胸を張った。

卒業後については「バラエティーや、新しく演技だったり。なんでも『来るもの拒まず』で挑戦していきたいと思っています。あとは、お洋服が好きなので、お洋服関連のお仕事もできたらいいな、と思っています。卒業してからは何も拒まずに、すべてのことにチャレンジしていけたら」と意気込みを語った。

10月5日には「荻野由佳ファースト写真集 これからの足跡」(主婦と生活社)を発売する。タイトルには「過去だけじゃなくて未来を見据えた感じで、これからもっといろんなことに挑戦して、足跡をつけていくから、『みんな見ていてね、ついてきてね』っていう意味を込めた」という。出来栄えは「すごく満足のいく楽しい撮影だったので100点満点です」と自信をみせた。

卒業後は、多方面で活躍する元AKB48大島優子(32)のような存在になりたいといい、「それこそAKBグループに加入したきっかけが、大島優子さんだった。実はまだ、1度もお会いしたことがないんですけど…AKBから卒業されても、あの笑顔の天真らんまんな、あのままの優子さん。優子さんみたいな、アイドルだったときと変わらない感じの人でありたいです」と憧れを語った。

大島は、7月29日に林遣都(30)との結婚を発表している。荻野は「そうですよね! あー! そうですよね。私、恋愛解禁なんですよね」としみじみとうなずき、恋愛については「したいです!」と声を弾ませた。「でも、今はまだそんな余裕なくて、いっぱいいっぱいなので…。落ち着いたら、優子さんのような、すてきなゴールインをしたいです」と、将来的な結婚についても意欲的に話した。

10月30日の卒業コンサートまで約1カ月。「卒コンは自分がメインでやらせていただくんですけど、後輩のみんなとか、メンバーが辞めずに続けてきて良かったな、っていう、これからの活力になれるようなコンサートにしていけたら」と力を込めた。【三須佳夏】