SKE48の須田亜香里(30)が26日、フジテレビ系「バイキングMORE」に生出演。高校時代に性被害に遭っていたことを告白し、被害者としての思いを語った。

番組では、強制わいせつ未遂罪に問われた人気バンド「ヒステリック・ブルー」の元ギタリストのナオキこと、二階堂直樹被告(42)に懲役1年2月の判決が下された件を取り上げた。

再犯でありながら、未遂だったことなどで量刑が軽くなったとする弁護士の説明を受け、須田は「未遂だから罪が軽くなったっていうのがふに落ちなくて」とし、「自分の経験談なんですけど……あの、かわいそうだと思わないで聞いてくださいね」と前置きした上で、「高校生の時に道を歩いていたら、おじさんに道を聞かれて、『連れて行って』って言われたから連れて行ったら人気のない所で『ありがとう』って握手の手を出されて、そこからそのまま襲われて、その時はキスされて…」と告白。出演者らからは驚きの声があがった。

続けて「引き剥がすので精いっぱいだし、その場から逃げなきゃいけないと思って一生懸命逃げて、怖くて親にも言えなくて、5年くらいたってやっと人に話せるようになったぐらい。本当にその時の情景とかも……『私、どうなっちゃうんだろう?死んじゃうのかな?』って思うくらい本当に怖いです」と振り返り、「(被害者は)その怖かった思いを背負ってずっと生きていくわけだから、してないからとか、反省したからとか、そういう問題じゃないんだろうなっていうことはちょっと真剣に考えてもらいたい」と訴えた。