AKB48が8日、東京・秋葉原のAKB48劇場で、「17周年記念特別公演」を行った。

17期研究生を含む現役メンバー75人が参加し、代表曲「涙サプライズ」「大声ダイヤモンド」「10年桜」など全22曲を披露した。

公演では、最も輝いていたメンバーをメンバーが選び表彰する「AKB48 Award Member of the Year」が初開催された。「ベストドレッサー賞」は、VTR出演したOBの小嶋陽菜(34)から発表され、岡部麟(26)が選ばれた。岡部は憧れる小島からの発表に「ヤバ~い!うれしすぎる!」と大喜び。

先月23日にグループ卒業を発表後、初の劇場公演となった岡田奈々(25)は、高い歌唱力を評価されて「ベストマイク賞」を受賞した。岡田は「ありがとうございます」と一礼し、「これからも大好きな歌を歌っていける人生であれるように、一生懸命努力してすてきな歌声を皆さんに届けられるよう頑張っていきたい」と意気込んだ。

加入7カ月の17期生佐藤綺星(あいり=18)は、「ベストルーキー賞」と、各賞の最優秀賞から選ばれる「MVP」をダブル受賞した。「MVP」として名前が呼ばれると、佐藤は「正直、選んでいただけるとは思わなかった」と驚きの表情。「メンバーの皆さんに選んでいただけたことがうれしい。いろんな方に支えていただいたので、恩返しができるよう努力していきたい」と笑顔を見せた。

来年4月29、30日に横浜・ぴあアリーナMMで、春のコンサートを開催することも発表された。グループ総監督の向井地美音(24)は、コロナ禍を振り返り「皆さんとコンサートで会える機会がなかったことを思い出すと、楽しみな未来があるのはなにより幸せ」。今年は17期生の加入などグループに新しい風が吹き「来年もコンサートなどを通して今のAKB48をもっともっと好きになっていただけるように頑張りますので、18年目のAKB48も応援よろしくお願いします」と呼びかけた。