映画「花より男子ファイナル」(石井康晴監督)が28日、好スタートを切った。全国400スクリーンで公開され、全館満員。動員数は40万人を突破し、興収85億円を記録した「世界の中心で、愛をさけぶ」の動員対比195%を記録。東宝は「客層は女性中心に小学生から40代までと幅広く、平日も期待できる。興収100億も狙える」としている。

 東京・有楽町の日劇2には、主演の井上真央(21)とF4メンバー、松本潤(24)小栗旬(25)松田翔太(22)阿部力(26)が勢ぞろい。井上は「作品、この役とお別れと思うと、ちょっと寂しい」としみじみ。続編の期待も高まるが、石井監督は「全員で最終形を作ったつもり」と言い切った。同映画を「シリーズ最高傑作」と自負する松本も「オレらの『花男』はやり尽くした感があります」と完全燃焼を強調した。