長年にわたって不仲だった2大歌姫テイラー・スウィフトとケイティ・ペリーが、ついに完全和解したことが先月からメディアで伝えられていますが、ハリウッドではいつの間にか犬猿の仲になったセレブたちがいます。SNSで互いをけん制してバトルを繰り広げたり、二度と共演しないと堂々と公言するセレブもいます。そんな表舞台の裏側で不仲となったセレブたちを紹介します。

◆テイラー・スウィフトVSケイティ・ペリー

以前は仲が良かった2人が不仲になったのは、2013年にペリーがスウィフトのバックダンサーを引き抜いたことが原因。バックダンサーを引き抜かれたスウィフトは、「アリーナツアーを壊されそうになった」と不満を爆発させ、以降2人の関係は悪化。しかし、今年6月にスウィフトの新曲「You Need to Calm Down」のミュージックビデオでハンバーガーとフライドポテト姿になった2人が共演して完全に仲直りしたことが明らかに。その直前には、ペリーがスウィフトから仲直りの証として手作りのクッキーをプレゼントされたことをSNSで明かし、「ピース・アット・ラスト(ついに平和が)」と書かれた皿に盛りつけられたクッキーの写真を公開していました。俳優オーランド・ブルームと婚約したペリーの結婚式にスウィフトも招待されるのではないかとも言われており、不仲に終止符を打った2人の今後に注目が集まっています。

◆サラ・ジェシカ・パーカーVSキム・キャトラル

映画化もされた大人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」でキャリー役を演じるサラ・ジェシカ・パーカーとサマンサ役のキム・キャトラルというメインキャストの2人にも長年にわたって不仲説がありましたが、劇場版シリーズ第3弾を巡ってついにバトルが表面化。ジェシカ・パーカーがエグゼクティブプロデューサーに昇格したことをきっかけにキャトラルが出演料のアップを要求したと伝えられていますが、待遇の格差を理由に2017年秋にクランクインが予定されていた第3弾にキャトラルが出演を拒否して製作が白紙となりました。そして昨年には行方不明になっていた弟が亡くなったことを明かしたキャトラルにジェシカ・パーカーを含めた共演者たちからSNSでお悔やみメッセージが寄せられる中、「あなたからの愛やサポートは必要ない」とジェシカ・パーカーに名指しでコメント。再びスクリーンで2人の姿を見るのは不可能な状態であることが明白となりました。

◆シルベスタ・スタローンVSブルース・ウィリス

人気アクションスターの2人にも不仲だった過去が。シルベスタ・スタローンが監督も務めた「エクスペンダブルズ」シリーズで共演した2人でしたが、ブルース・ウィリスは4日間の撮影で400万ドルのギャラを要求したことが原因でシリーズ第3弾を降板。スタローンは「欲が深くて怠慢」とツイッターで批判して不仲説が浮上したものの、後に「僕は友人だと思っている」と自身の大人気ない態度を謝罪して仲直りしたと言われています。

◆ヴィン・ディーゼルVSドウェイン・ジョンソン

「ワイルド・スピード」シリーズで共演するヴィン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソンにも確執が。2017年にジョンソンがプロデューサーも兼任する主演のディーゼルのやり方に不満を爆発させ、シリーズ第8作目となった「ワイルド・スピード ICE BREAK」(17年)の出演者の中に「プロ意識に欠ける臆病者がいる」とSNSでコメントしたことを発端に一発触発の状態に。その後は両者が共に不仲説を否定したものの、ジョンソンが2人の関係が緊迫したことで一緒に撮影することができなかったとコメントし、2人一緒のシーンは別撮りだったと明かしたことで一転して2人の関係が微妙であることが明らかに。今夏にはホブス役のジョンソンと元英国特殊部隊のショウ役のジェイソン・ステイサムがW主演するスピンオフ「ホブス&ショウ」が公開されますが、同作にディーゼルの出演はなく、来年公開予定のシリーズ9弾で2人が再び共演するかどうかも明らかにされていません。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)