乃木坂46のキャプテン秋元真夏(28)が、今月14、15日に横浜・日産スタジアムで開催するデビュー10周年ライブ「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」にかける思いを語った。自身とグループの変化や成長を実感しながら、1期生としての責任を胸に初の大舞台に臨む。

結成から10周年を迎えた乃木坂46のキャプテン秋元真夏。日産スタジアムの記念公演について熱い思いを語った(撮影・たえ見朱実)
結成から10周年を迎えた乃木坂46のキャプテン秋元真夏。日産スタジアムの記念公演について熱い思いを語った(撮影・たえ見朱実)

ライブのリハーサルは佳境を迎えているという。「今回は今までにないくらいの規模で、セットの組み方も普段と違うし、移動中にもひたすら動画で確認している状態です」と明かした。今年2月に加入した5期生11人を含む全メンバー44人が総出演する。

「後輩もたくさんいるので、1回1回のリハーサルで本気を出すことを意識しています。みんな『家で絶対復習してきてね』って言っているのをちゃんと聞いてくれているので、その分、私たちも先輩だからといって甘えちゃいけない、と思わせてもらっています」

副キャプテンの梅澤美波(23)はじめ、後輩たちも頼もしさを増してきたという。「梅は本当にできた副キャプテンで、いろんなことを任せられる存在です。名前を挙げればきりがないんですけど、最近印象的だったのは(清宮)レイちゃん。グループのことをすごく客観的に見てくれているんです。どんどん成長してるな、って思ってうれしくなりました」と明かした。

10周年の節目、1公演7万人以上の収容を見込む、グループ過去最大規模のライブになる。「私の印象ではテーマパークみたいなイメージです」と説明し、「明るいハッピーな演出ばかりだと思うので、10年間応援してくださっている人にも、最近好きになってくださった人にも、ぜひ楽しんで見ていただきたいです」とアピールした。

結成から10周年を迎えた乃木坂46のキャプテン秋元真夏(撮影・たえ見朱実)
結成から10周年を迎えた乃木坂46のキャプテン秋元真夏(撮影・たえ見朱実)

19年9月に乃木坂46の2代目キャプテンに就任。「私には向いてないと思っていたんですけど、やってみて考え方が変わりました。グループのためにいいと思うことだったら、みんなと違う意見だったとしてもちゃんと伝えるようになりました」と明かした。

日々周囲に気を配り、メンバーたちの様子をうかがう。「こんなにいろんな子たちのことを毎日考えられるのは、この役職だからだと思います。ちょっと元気がなかったら、連絡してみたり。今では本当にキャプテンやってよかったと思います」と笑顔。多忙な日々を送るが「私、毎日大変なほうが好きみたいで。追い込まれたほうが力を発揮できるタイプ。このお仕事が大好きだし、全く苦じゃないです」と言い切った。

34人からスタートした同期の1期生も、残るは秋元と齋藤飛鳥(23)樋口日奈(24)和田まあや(24)のみ。「この前、初めて4人だけでご飯に行ったんですよ。やっぱり、お仕事の話が多かったです。10年やっていると、もうお互いにねたんだりすることもなく、それぞれの強みを伸ばせるようになっていますね」と絶大な信頼を口にした。

「やっぱり今回のライブも、1期生4人が大きな責任を背負って、先頭に立って盛り上げたいという気持ちが強いです。その姿を後輩たちにも見てもらいたいし、ファンの方々にもこの4人がいれば安心だと思ってもらいたいです」

進化し続ける10年選手が、まだまだ乃木坂46を強くする。【取材・構成=横山慧】

乃木坂46のキャプテン秋元真夏(撮影・たえ見朱実)
乃木坂46のキャプテン秋元真夏(撮影・たえ見朱実)

◆秋元真夏(あきもと・まなつ)1993年(平5)8月20日、東京都生まれ。埼玉県出身。11年8月に乃木坂46の1期生オーディションに合格するも学業のため活動休止し、12年10月から復帰。愛称「まなったん」「真夏さん」。154センチ。血液型B。