月組トップ月城かなとが来年7月7日付で退団することになり、9月26日、大阪市内のホテルで、会見を行った。就任時から本拠地5作をメドに退き、月組の歴史を「つないでいく」と決め、同時退団する相手娘役の海乃美月には、本拠地2作目の「グレート・ギャツビー」公演中に伝えた。

「彼女には彼女の人生があるので、そこは、自分のタイミングでどうするべきか、一度考えてほしいと」

4作目の現本拠地作の稽古前に「(海乃から)一緒に退団したいと伝えてもらいました」と明かした。21年8月の就任から最後まで、伴走する海乃には「千秋楽にどんな景色が見えるか、想像もつかないのですが、最後の最後まで『やりきった』と思えれば。(海乃とは)ずっと同じ景色を見てきたので最後に一番いい景色を見られるように」とメッセージを送った。

七夕退団には「偶然です(笑い)。ただ(本拠地)お披露目(22年1月の『今夜、ロマンス劇場で』)も正月公演で1月1日。卒業も7月7日。これからの人生、ずっと記憶していける」と言い、笑った。

サヨナラ公演は、来年3月29日に兵庫・宝塚大劇場で開幕する「Eternal Voice 消え残る想い」「Grande TAKARAZUKA 110!」。劇団周年作での卒業に「110周年(事業の制作発表)の時、あらためて『自分にはつないでいく役目がある』と感じました」との感慨も口にした。

星組トップ礼真琴、8月に退団を発表した花組トップ柚香光らと同じ95期生。抜群の美貌と、ノーブルな立ち姿で、下級生時代から注目されてきた。95期トップとしては柚香に続く退団。柚香には事前に連絡したといい「心から尊敬し、同じ立場の1人のトップスターとしても、お互いに、最後まで自分の役目をまっとうできるようにありたい」と語った。【村上久美子】