TBS系「モーニングジャンボ奥さま8時半です」などで司会を務めた元アナウンサーの宮崎総子(みやざき・ふさこ)さんが24日午後11時、大阪市内の病院で亡くなった。71歳だった。

 実の娘の女優仲代奈緒(41=4歳で総子さんの姉の宮崎恭子さん・仲代達矢夫妻の養女に)によると、数年前に心臓に疾患が見つかり、昨年入院したという。リハビリ病院で療養後、仲代奈緒がプロデュースした朗読劇「大切な人」に出演したり、1日2時間散歩するなど元気だったが今月18日に再入院。4月に「大切な人」公演があり、宮崎さんも「元気になって絶対出る」と話していたという。24日も亡くなる1時間前まで話し続け、静かになったと思ったら眠るように息を引き取ったという。仲代は「超ポジティブで、明るく前向きな人だった」としのんだ。

 宮崎さんは66年にアナウンサーとしてフジテレビに入社。退社後フリーとなり、72年から84年まで13年間にわたって「モーニング-」の司会を務め、93年から96年までTBS系「スーパーワイド」の司会も担当した。私生活ではフジテレビ時代の同僚アナウンサーの山川建夫と結婚したが、離婚している。

 通夜は27日午後7時、葬儀は28日午前11時、いずれも大阪府箕面市の箕面市立聖苑で行われる。仲代奈緒(なかだい・なお)が喪主を務める。