KinKi Kidsの堂本光一(36)が2日、3年ぶり6度目となるソロツアーの神奈川公演を横浜アリーナで行った。

 これまで以上に多くのダンスソングをセレクト。マイケル・ジャクソンやレディー・ガガらも担当した米演出家トラヴィス・ペイン氏(44)が振りを手掛けた「Danger Zone」やマドンナらの専属ダンサーを務めたケント・モリ氏(30)が振付した「SHOCK!」など23曲を披露した。

 前半10曲の激しいダンスを踊った後には水を飲み、汗をぬぐった。

 「暑いですね。私に水を与えてください。人生で一番というくらい汗かいてる」

 19曲を披露した後のMCでは息が上がり、ヘロヘロだった。

 「もう疲れた。正直ダンスナンバーを詰め込みすぎた」

 膝に手をつくほどだったが、「36歳。まだまだ行ける!」と気合を入れ直して、最後は「本当に出し尽くした。もう踊れない。限界です。無理です」と充実の表情を見せた。

 演出にも携わった。「音楽を可視化する」をテーマにレーザー照明の色や出すタイミングなど細部までこだわった。縦80メートル、横70メートルで高さ20メートルまで上がる十字型の空中花道もあり、観客を魅了。同公演は5会場12公演で動員数は15万3000人になる。

 9月8日からは主演ミュージカル「Endless SHOCK」(大阪・梅田芸術劇場など)が始まる。稽古もツアーと並行して行う。「End-」は、3月に舞台上の大型可動式LEDパネルが倒れ、6人が負傷する事故が起こった。光一は「演出の機構も新しくして、絶対の安全に配慮した形でやります。ご安心していただきたい」と呼び掛けた。